今回はゲイリーマンの僕が大好きな音楽の記事を初めて書きます。学生時代からCD、音楽にはお金を厭わず使ってきました。聞いた曲はさっきiTunes(現Apple Music)を見てみると12,255曲ありました。Apple Musicにない曲はCDからインポートしています。
そんな僕の人生を変えるほど、感動した、心を動かされた歌詞を10曲でご紹介します。
ありあまる富/椎名林檎
大ファンの椎名林檎さんのありあまる富という曲です。椎名さんの書く歌詞は正直、難しい話が多く理解が難しいものが多いです。しかし、中でも2009年に発売した「ありあまる富」はとてもシンプルでメッセージ性が刺さるものです。メロディもアコースティックギターが使われていて、とても質素で良い作品です。
もしも彼らが君の何かを盗んだとしてそれはくだらないものだよ
返してもらうまでもない筈何故なら価値は生命に従って付いている
ありあまる富/椎名林檎
僕の解釈では、歌詞の中の「彼ら」とは、目に見えるものを富とみなす人。「僕ら」とは目に見えないもの、他人から干渉されないゆるがないもの。という解釈です。
Hey…/槇原敬之
槇原敬之さんのライブで初めて聞いた曲で、たまたまちょうどゲイの同い年の友達を失ったあとだったので重なる部分が多すぎてライブ中に涙が止まらなかった記憶があります。このHey…という曲は実際に槇原敬之さんの外国人の友人が亡くなった時の実話をもとに作られた曲だそうです。だからHEYというタイトルなんだと思います。
僕が中でも心が動かされた歌詞は
あの日君がよこした 長いメールを見つけたよ
返信のマークがなかった
Hey…/槇原敬之
という歌詞です。僕は返信はしてたけどせっかく誘ってくれた食事の約束を仕事が忙しいからという理由で断ったLINEが最後のやりとりだったのを思い出してめちゃくちゃ後悔しました。
リボルバー/yonige
yonigeというガールズバンドのリボルバーという曲です。なんかとげとげしたエレキギターメインのサウンドにささくれみたいな歌詞が自分の心にはかなり響いた曲です。好きな歌詞の部分は
今までのそれを思い返すと恥ずかしいほどに
失くなっても替えがあるビニール傘みたいだね。
リボルバー/yonige
この曲の歌詞、本当に切なさ、虚しさが詰まっていて個人的にもっと評価されるべき一曲です。
ばらの花/くるり
邦楽のロック界では王道中の王道かもしれませんが、くるりのばらの花の歌詞です。学生時代に結構、悩み事が多いときこの曲を何度もエンドレスリピートで聞いてたこともあるくらい大好きな一曲です。
ジンジャーエール買って飲んだ こんな味だったけな
ばらの花/くるり
サリー/大橋トリオ
大橋トリオさんの歌で1番好きな曲で、さわやかな曲調と優しい声がさわやかなんですが、歌詞が結構切ない内容で好きです。
晴れのち曇り時々雨まるで君みたいな空さ
出会えたこと全てに さよならなんて言わないでいよう
サリー/大橋トリオ
道/宇多田ヒカル
宇多田ヒカルさんの歌詞もどれも素敵でぐっと胸に響くんですよね・・・個人的にはDEEP RIVERの曲もすべて好きなんですが、明るい気持ちにもなれるのが道だと思います。母のことを歌った歌だと思って聞くと自分の心の中にも?とおもうことがあって結構胸に響いた一曲です。
目に見えるものだけを信じてはいけないよ
人生の岐路に立つ標識は在りゃせぬ
道/宇多田ヒカル
トーキョー・ユートピア/ハルカトミユキ
ハルカトミユキというバンドの曲、歌詞が結構力強くて好きです。きれいごとをあんまり歌わない彼女らの歌が自分の性格にも合っていてどの曲も聞いてて心に響きます。
でも人生の勝敗はどうやって決めるの?武器を磨いたって幸せかい?
トーキョー・ユートピア/ハルカトミユキ
染まるよ/チャットモンチー
惜しくも解散してしまったチャットモンチーの名曲です。こんなにタバコを歌った歌で感動した歌は染まるよが1番だと思っています。
いつだってそばにいたかった
分かりたかった 満たしたかった
染まるよ/チャットモンチー
23才の夏休み/神聖かまってちゃん
神聖かまってちゃんは正直、かなりノイジーなジャンルのバンドだと思います。笑
初めて聞いた人はなんじゃこりゃ!となるに違いないんですが、精神的にちょっと病を抱えているギター・ボーカルの、の子さんの歌詞が純粋で痛い気持ちもそのまま歌ってて個人的にはかなり心動かされます。
夏が来たなんていっても僕はどこにも行かない予定がないからね
23才の夏休み/神聖かまってちゃん
愛し君へ/森山直太朗
この愛し君への歌詞の中にある、「朝の光に君が消えてしまいそうで、また僕は眠ったふりをした。」という歌詞って一見何気ない歌詞です。しかし、この歌のすべてを聞いてると愛しい人を失ってしまったことがわかります。幻でも良いから逢いたい。と書いていて「会いたい」ではなく「逢いたい」となっていることから、恐らくこの世に居ないものなのかなって想像しています。
ねえ、愛し君よ 愛し君よ 何処に居るの
今すぐ逢いに来て欲しい 例えばそれが幻でも
いいから
愛し君へ/森山直太朗
ANNIVERSARY/松任谷由実
最初聞いた時は幸せな情景が描かれているんですが、最初のサビが終わる頃「ひとり残されても」とあって、最初に描かれていたライスシャワーなどの幸せな情景は「過去」のものだったんだと知って泣けました…。
松任谷由実さんの歌は歌詞が一つひとつの言葉が丁寧で素晴らしいですよね…。ありふれた朝でも私には記念日って…。
あなたを信じてる瞳を見上げてる
ひとり残されてもあなたを思ってる
ANNIVERSARY/松任谷由実
アイニー/クリープハイプ
クリープハイプのギター・ボーカルの尾崎世界観さんは歌詞の作り方が男性では個人的には今1番上手だと思っています。なるほどー!という言葉遊びがすごくて、書籍を書くだけあって、ボキャブラリーがとてもある人なんだなあと思います。中でもこのアイニーでは2次元と3次元との恋愛を描いているような面白い歌詞です。
めくるめく日々めくれば風が吹いて揺れる
君の 髪の匂いは 紙の匂いで いつも寂しくなる
君に触れる僕の親指はちょっと黒くなる
いつか超えて会いに来てね 待ってる
アイニー/クリープハイプ