こんにちは!ゲイリーマンのハスキーです。
今回は先月12月23日に190カ国で公開されたNetflixで配信中の映画「君の心に刻んだ名前(刻在你心底的名字)」を観たので感想をまとめてご紹介します。(最後の感想部分には若干ネタバレもあるのでご注意ください!)
予告編を見たけど、イケメン二人が出ててすごい気になってたんだよ。
主演の二人は超イケメンだからそこもおすすめだけど、ストーリーもすごくしっかりしていていい映画だったよ!

「君の心に刻んだ名前」は最高のゲイ映画
今までの僕が見てきたゲイがテーマになっている映画の中で一番好きな映画になりました。ストーリーが切ないところも、音楽も素晴らしいし映像もきれいです。
主演の二人の演技も素晴らしいし、学生時代の苦悩も自分と少しリンクする部分もあって感慨深かったです。
台湾の約30年前が舞台になっているんですが、今とは考えられないくらいゲイが生きづらい世の中なのでその点も注目してほしいです。
「君の心に刻んだ名前」のあらすじ

1988年、40年間にわたる戒厳令が解除された台湾が舞台。台中の男子校に通う阿漢(アハン)と柏德(バーディ)は、校内のブラスバンドで出会い、親友となる。
その後女子学生を受け入れることでバーディは新入生の女子学生と付き合うことになることで二人の関係は崩れ始めます。
「君の心に刻んだ名前」はまだ同性愛を認められていない時代の中での、人々の心情がとても細かに描かれています。
君の心に刻んだ名前の紹介:2020年台湾映画。誰にとっても初恋は特別なものだ。厳戒令が解除された直後の台湾、男子高校生のアハンとバーディはブラスバンド部で出会った。二人が友情以上の絆で結ばれるまで時間はかからなかった。しかし女子学生を受け入れることになった高校で、二人の関係は崩れていく。同性愛が許されない時代を舞台に、罪悪感や恐怖心とともに燃え上がる想いを監督自身の実体験をもとに映画化。2020年、台湾映画で興行収入1位を記録し、台湾の映画賞である金馬奨に5部門にノミネート、2部門を受賞した作品です。日本ではNetflixで公開されています。原題は、刻在你心底的名字(Your Name Engraved Herein)
主役の二人がイケメン過ぎる
僕が最初見るきっかけになったのは台湾が好きだから、それともう一つは主演の二人がイケメンだったからです。ゲイ映画って僕がイケメンだと思う人が主演をすることって結構少なくてブエノスアイレス以来イケメンが主役だ!!と興味を持ったのがきっかけでした。
結構裸のシーンが多いくて、二人の肉体美を見ることもできるのも注目ポイントです。
悲しい台湾の歴史
当時の台湾では同性愛に対してとても厳しい風潮のようでした。同性愛者が町中で同性愛に罪はないというような訴えをしていると、警備員に取りやめるように怒られているシーンもありました。
また男子校では同性愛をうつる病気とし、暴力を受けている生徒も居てたった30年前であえこんなに苦しい思いをしていた人がいたんだ。とおもうととても胸が痛かったです。
感想(ネタバレあり)
感想は最初にも述べた通り、個人的にはブエノスアイレスを抜く美しい映画でした。胸が痛くなるシーンも多かったですね。
なんとなく途中まで、このままバーディは女子と結婚してしまうのかなって思ったんですがやっぱりバーディもアハンのことが好きだったんですね。
お互いを見つめるときの目が愛しているときの目だったし。
ただ、時代背景もあって二人はその後、想いをお互いにわかった上で30年離れることになる…。
その後最後は幸せな終わり方をするのでとてもよかったです。バーディがなぜ女子を紹介したのか、協会の教師?の方がなぜアハンを止めたのか、同性愛の道は苦しいからアハンにそういう想いをさせたくなくて止めていた。
そうわかったときは胸がめちゃくちゃ痛かったですね。最後にはお互いまた再会し、バーディはアハンの写真を未だに持っていた。
とても心が温まったんですがこんな想いをして30年も辛い想いをしてるなんて…。
バーディとアハンのような辛い想いをするLGBTQが、居ないボーダーフリーな世界が作れたらいいなあと思いました。
ちなみにエンディングロールでは、アハンとバーディの素敵なシーンが流れるのでそこも必見です。
海辺の二人は美しすぎてびっくりしました。最後に予告のYouTubeのリンクを貼っておきます。是非一度見てみてください。
アハン役の彼が要潤かと思った(^^) 2人の見た目年齢差も気になるがイケメンなのは確か。ただ、何十年後の再会での役者交代が残念過ぎた。変な老けメークも困るし、作品自体は好きだったので悩ましいですね。
>壺中庵さん
コメントありがとうございますー!
アハン役の子、言われてみれば確かに似ていますね!
作品も音楽も良いのに、あの何十年後かの再会の配役だけちょっといただけませんでしたね。(笑)