こんにちは!ゲイでブログを書いてる平凡なサラリーマン、のびのびハスキー(@Gay_husky)です!
僕は今まで性病に感染したことがなかったんですが、残念ながらはじめて梅毒に感染んしました!
現在日本では梅毒が過去最多の大流行中!ということで体験談も交えながら梅毒について学べる記事を書きました。
はじめての性感染症でかなりお医者さんに聞いて学びがあったので参考にしてもらえたら嬉しいです。
梅毒ってたしかに最近流行ってるっていう話題になるね!
今すごく増加していて過去約30年間で一番多くなっているよ
- 梅毒感染が気になる人
- ゲイの梅毒感染者の体験談を聞きたい人
- 性感染症について学びたい人
初期症状を知ろう!ゲイ男性が梅毒に感染したときの症状とは
初期症状は唇や感染が起きた場所にしこりができることです。
僕はかなり初期の段階から体の異変に気づいて、もしかした…と思って泌尿器科もある病院で診察してもらいました。
具体的な異変としては、いつもより大きめのデキモノがわりと時間がたっても治らない…治りが悪い。と思ったからです。
梅毒は初期症状を知ることがかなり大切なので初期症状についてまとめました。
- 感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができる
- 痛みはほとんどない
6週間より、両側鼠径部の所属リンパ節が硬く腫張する。無痛性で、治療せずに放置しておいても3週間ほどで消退する。第1期のうちに治療を終了させないと、第2期梅毒疹が出現します。
この第1期で気づく人が結構少ないです。それはなぜかというと、この第1期の症状は痛みなどもないですし、放っておくと治ったかのように何もなくなってしまうからです。
友達は唇に口内炎のようなものができて、口内炎だと放っておいた結果第2期に入ってしまったという体験談も聞きました。
バラ疹
・エンドウ豆大の薄い紅斑が、体幹部に多数発生する
・痒みはなく、無痛性である
・数週間で自然消退する
・時に梅毒性丘疹に移行する、12週間後に発生
暗紅色の痒みのない丘疹が顔面、体幹、四肢に多数・散発的に発生する
両手足の裏に限局した丘疹をみる場合が多い
粘膜疹
・口唇、口蓋、頬粘膜、咽頭に境界明瞭な灰白色の斑を生じ、時に中央部がびらんする
・扁桃は腫大するか、白苔を有し、しばしば潰瘍を生じて、梅毒性口峡炎となる
・時に嗄声を伴う
潜伏梅毒
・皮膚、粘膜に症状がなく、梅毒に感染している状態
・梅毒血清反応のみが陽性を呈する
硬性下疳、バラ疹、梅毒性丘疹、粘膜疹など、皮膚および、粘膜の梅毒性病変は痒みや痛みがなく、治療を受けなくても、自然に消退してゆくのが梅毒の特徴である。
この間、梅毒の感染は持続し、次の段階へと進展していきます。
第2期の症状も放っておくと症状がなくなってしまい、さらに潜伏期間に入って次は3年後〜10年後に症状が出ます。
その頃には危険な第3期に入ってしまいます。第3期ではゴム腫という症状が出てしまいます。
主な症状としては皮膚、骨、筋肉に、また肝臓や腎臓などにも硬いしこりやゴムのような腫れが出て、傷跡として残ることもあります。
また、梅毒血清反応は陽性となります。
このまま放置すると命の危険がある第4期に入ってしまいます!
梅毒の第3期以降はなかなかルックスもグロテスクなのでGoogleで検索するときなどは気をつけてくださいね!なかなかセンシティブです。
なぜHIVと梅毒感染は同性愛者の間で多いのか?
HIVや梅毒感染は同性愛者間だけに多いことはありません。
なぜHIVと梅毒感染は同性愛者の間で多いの?という疑問が浮かびませんか?
ゲイの僕はなぜ多いのか?と深く考えたことはなかったんですが、今回梅毒とHIVについても勉強してわかりました。
ちなみに梅毒は男女間でも感染しやすい病気です。ゲイだから感染しやすいという特性はありません。
HIVは梅毒が原因で感染しやすくなる感染症で、ゲイの間で過去流行したこともあることから、梅毒もなんとなくゲイに多い病気だと思われてしまうことが多いそうです。
ですが、昨今の実態はノンケの若い女性、若い男性の感染も増えていて、40代50代の男性の感染もかなり急増しています。
それはマッチングアプリの普及によるパパ活なども原因と言われています。
同性愛者の間でももちろん感染は増えていて、触り合い程度なら…とかキスとかだけなら…と思ってしまっている人も多いです。
僕のゲイ友達も実際に、梅毒の感染経路を詳しく知っている人はかなり少なかったです。
感染経路は血液や体液を通じて感染するので感染がおきる部位は多岐にわたります。(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)
沖縄で梅毒患者・HIV(エイズ)が多い理由とは?
結論から言うと沖縄だけHIV、エイズ、梅毒が多いということはありませんでした。
現在全国的に梅毒感染者が過去最多となっていますが、2018年時点で沖縄では梅毒患者が過去最多。
HIV感染者・エイズ患者数は過去3番目の多さ。というニュースもありました。
2017年に届け出のあった沖縄県内のHIV感染者・エイズ患者数は前年より9人多い31人(HIV23人、エイズ8人)で過去3番目の多さでした。
しかも、さらにびっくりなのは、全員が男性で感染経路は同性間が21人、異性間が4人、6人は不明でした。
届け出がある数がこれだけなので実態はもっと多いです。
そんな沖縄にHIVが多い理由は、詳しくはわかっていません。
ですが、大きな理由としてはSNSやマッチングアプリで不特定多数と関係を持つ人の割合が高いからとも言われています。
実際には沖縄だけ梅毒が多いっていうことはあるの?
そんなことはないね。実際には人口10万人あたりの報告数を見ると、東京都、高知県、大阪府、岡山県、宮崎県の順番に梅毒感染比率は高いよ。
\PrEPならテンビルEMがお得!/
梅毒の症状のひとつ「バラ疹」について知ろう
手のひらや全身に広がる赤い湿疹がバラ疹です。
梅毒に感染したあと第1期の症状も放置していると、第2期に入ります。
潜伏期間は3ヶ月から数ヶ月と言われていて個人差があります。
そのまま、治療をせずに3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」と呼ばれています。
発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。
しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原体は体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。
梅毒が厄介なのは放置していたら治ったように症状が消えてしまうというところですね。ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに梅毒の検査をしましょう!
アレルギーや風しん、麻しん等に間違えられることも多いです。
しかし、この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障がいにつながってしまうのでかなり危険です。
HIVと梅毒の症状の違いとは?
HIVと梅毒の症状の違いはかなり曖昧でどちらも感染したかどうかをはっきりと判断できません。検査することが一番です。
HIVや梅毒の感染経路は、性行為によるものが最も多いためこの点では2つに共通しています。
血液などの病原体を含んだ体液が、肛門、口、性器などの粘膜や傷口などに直接触れると、感染の可能性があります。
空気感染はもちろん、日常生活の中で感染する可能性は限りなくゼロに近いです。
昔はむやみに怖がられていた病気ですがむやみに怖がらず、正しい知識や理解を持つことが大切です。
HIVの症状はわかりにくいから定期的な検査が大切
HIVの症状はわかりにくいから定期的な検査が大切です。
HIVに感染してから2〜6週間(急性期)には、50%〜90%の人に何らかの症状(発熱、リンパ節腫脹、咽頭炎、皮疹、筋肉痛、頭痛、下痢等)がみられると言われています。
しかし、いずれもHIV感染に特異的な症状ではないため、HIVに感染したかどうか判断しにくいです。なので僕も毎月の検査をおすすめしています。
最近ではPrEPを飲んでると偽っているゲイもいるので完全に安心はできません。
しかも、梅毒に感染した場合は重複感染確率がぐんと高くなるので梅毒に感染した場合は必ず行為があった日から3ヶ月後くらいにHIV検査をすることも忘れないようにしましょう。
梅毒治療に必要なこととは?
梅毒治療は基本的に投薬治療、そのほかには最近では2021年から開始された注射を打つ治療法があるそうです。
僕は投薬治療を選びました。
ペニシリン系の薬を28日間飲んでから血液検査をするという治療法です。
僕はアモキシシリン1回500mgを1日3回飲みました。忘れないように飲むことが大切で、4週投与が基本治療です。
基本的にこの薬は4週投与(28日間)でやめるべきだそうです。
僕はまだ残ってるなら飲み続けたほうがいいんじゃないですか?と担当医の方に聞いてみるとあまりペニシリン系の薬は飲みすぎるのもよくない。
数値が最初のときより下がっていれば問題ないから大丈夫。と教えてもらいました。
再感染にも注意!梅毒の再感染を防ぐ方法とは?
梅毒は一度感染したらもう感染しない!は嘘です。
一度感染してももう一度感染しますし、なんだったら完治してすぐにまた感染するということも全然ありえます。
治療後の検査で数値が下がっていない場合は再感染ということも少なくありません。
油断してもう一度感染してしまう人が結構多いそうです。梅毒の感染を感染を防ぐ方法はコンドームを使うほか基本ありません。
予防薬などもないため気をつけること、定期的な検査をすることが大切です。
ゲイのカップルでも彼氏と一緒に定期的の検査を受けることをおすすめします。彼氏が浮気してて自分も感染してた…なんて話を僕は聞いたことがあります…
日本での梅毒感染者数の現状とは?
2022年の日本の梅毒感染者は例年の約1.4倍増で、過去最大の増加傾向というニュースがありました。
(参考:急増なぜ?梅毒“過去最多”の衝撃 感染から身を守るには)
男女とも増加傾向があり、2021年は1999年の感染症法施行以降、もっとも多かった。
その2021年を2022年も更新していて、2023年も現状のまま推移するとさらに増加傾向となります。
また年代別でみると、男性は25歳~29歳(男性全体の14%)、女性は20歳~29歳(女性全体の34%)でした。
ノンケだけじゃなくゲイもマッチングアプリやSNSを通じてその場限りの関係という相手を見つけやすくなった分、梅毒などの性感染症も増加しているようです。
潜伏期間が長く、症状もいったん落ち着いてしまうことから梅毒と知らずにどんどんうつしてしまうっていう感じですね!
まとめ ゲイが梅毒になって気づいたこと
僕は性感染症に一度も感染したことがなかったせいもあって、なんとなく遠い存在に感じていました。
しかし実際には梅毒の報告がある数よりもはるかに多く感染している人が多い現実を知りました。
僕はそもそもそういう機会が少ないので誰からうつったのかすぐわかったんで、相手に連絡すると…「検査にも行ってないし、多分違うと思う」と最初言われました。
しかし、その後検査の結果第二期に入るところだったみたいで全身に湿疹がその後できていました。
口内炎でしょ!みたいな感じで放置してしまう人も多いので本当に梅毒は自覚ない人がすごく多いです。
こういう感じで本人が全然気づいていないことが多く、ちょっとした口内炎かなって思ってキスなどを通じて感染させてしまってることもありそうだな…と思いました。
梅毒は命に関わる病気ではなく現在では治療ができます。
しかし、梅毒はHIV感染のリスクを高くしてしまうのでこれからも検査は定期的に続けようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
SNSでのシェアやコメントはお気軽に!クリックだけで応援につながるので「にほんブログ村」「人気ブログランキング」のクリックをお願いします!