こんにちは!ゲイでブログを書いてる平凡なサラリーマン、のびのびハスキー(@Gay_husky)です!
今回は、2017年にイギリスで公開されたゲイ映画 『God’s Own Country(ゴッズオウンカントリー)』 を観ました。
リアルな人間関係と美しい田舎の風景が印象的なこの作品を、ゲイリーマン視点でじっくり語ります!
この記事では、映画の見どころや個人的な感想をネタバレを含めてお届けしますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。これから観る予定の方にも楽しんでいただける内容になれば嬉しいです!
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Blu-rayのジャケットからして男前な二人…!
最初はかっこいいなって思って見始めたんだけど、ストーリーが好きになったよ!

God’s Own Country(ゴッズオウンカントリー)とは?
『God’s Own Country(ゴッズオウンカントリー)』 は、2017年にイギリスで制作されたゲイが主人公の映画です。
日本では、2018年11月3日にシネマート新宿・シネマート心斎橋で開催された特集企画「のむコレ」で上映され、その後、2019年2月2日から全国公開されました。
舞台は、イギリス・ヨークシャー地方の広大な牧草地帯。孤独な青年ジョニーがルーマニアから来た移民労働者ゲオルゲと出会い、運命的な恋に落ちる姿を描いています。美しい自然の中で紡がれるリアルで繊細な人間ドラマが、観る者の心を掴みます。そのため、「英国版『ブロークバック・マウンテン』」 とも呼ばれ、高い評価を得ています。
本作は、2017年1月のサンダンス映画祭で初上映され、ワールドシネマ監督賞 を受賞。さらに世界中で数多くの映画賞を獲得し、批評家や観客から称賛されています。
あらすじ
「神の恵みの地」と呼ばれるヨークシャーを舞台に、大自然の中で求め合う2人の孤独な青年の愛の行方を描き、ベルリン国際映画祭をはじめ世界各地の映画祭で高評価を獲得したラブストーリー。年老いた祖母や病気の父に代わり、家族経営の寂れた牧場を切り盛りする青年ジョニー。孤独な労働の日々を酒と行きずりのセックスで紛らわす彼のもとに、ルーマニア移民の季節労働者ゲオルゲが羊の出産シーズンを手伝いにやってくる。はじめのうちは衝突してばかりの2人だったが、羊に優しく接するゲオルゲに、ジョニーはこれまで感じたことのない恋心を抱きはじめる。
出典:映画.com
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ゲイ視点で見るGod’s Own Country(ゴッズオウンカントリー)の見どころポイント
『God’s Own Country』は見どころがたくさんあり、私は気づけば2回も観てしまいました。
ゆったりとした空気感の中で、俳優たちの演技が本当に素晴らしい作品です。2回目では細部までじっくり観察し、ゲイの視点から特に印象に残ったポイントをまとめました。
オルゲ役のアレック・セカレアヌの「優しさ」に釘付け

この映画の一番の見どころは、ジョニーの孤独や苦悩もさることながら、ゲオルゲの優しさや包容力だと感じました。
特に注目したのは、ゲオルゲの視線や仕草。どの動作にも優しさが滲み出ていて、羊の世話をする際も、1頭1頭を丁寧に扱うその手つきがとても優雅でした。ジョニーに触れるときも同じで、どのシーンでも優しさが溢れています。
キスシーンでは、ゲオルゲの柔らかく愛情深い態度に見惚れてしまいました。一方で、ジョニーは冒頭から描かれる通り、生活が荒み、気性も荒く、怒鳴ったり乱暴な言動を繰り返します。そんなジョニーを全て包み込むゲオルゲの優しさには、本当に心を打たれました。彼の存在こそが、この映画に温かさを与えていると感じます。
ゲオルゲに夢中になって映画を観ていたらあっという間に終わっちゃいました…
二人の微妙な距離感から生まれる親密さ

映画の序盤では、ゲオルゲが日雇いの従業員として牧場にやってきます。その頃のジョニーは、ゲオルゲに対して冷たく、差別的な「ジプシー」という言葉を使って邪険に扱っていました。
しかし、ゲオルゲがその言葉に怒りを表し、はっきりと意思を示した瞬間から、ジョニーの態度に変化が見え始めます。ゲオルゲの牧場仕事に対する真面目さや、行動から滲み出る優しさを目の当たりにするうちに、ジョニーは彼を少しずつ受け入れていきます。
この2人の微妙な距離感が縮まる過程は、ほとんどセリフがない中で描かれるのが魅力です。視線や仕草、場の空気感だけで、2人の関係性の変化がリアルに伝わり、観ていて引き込まれる部分でした。
最初は荒々しくジョニーに押し倒されたゲオルゲが抵抗していたけど次第に受け入れる流れにも注目です。
いつの間にか“大型犬”のように懐くジョニー

荒々しく、まるで狂犬のようだったジョニーが、次第にゲオルゲの虜になり、気づけば“大型犬”のように懐いてしまう姿がこの映画の面白いところ。
最初は無愛想で荒んでいたジョニーですが、関係が深まるにつれてゲオルゲへの想いが抑えきれなくなります。家族が部屋を離れるや否やゲオルゲに近づき、イチャイチャモード全開に。ジョニーが「ここでしよう!」と迫る場面では、ゲオルゲに「トレーラーで」と冷静にいなされ、少し不機嫌になりながらも素直に従う姿に、彼の変化が見えて微笑ましく感じます。
そんなジョニーが次第に愛情を隠さなくなり、ゲオルゲに全幅の信頼を寄せていく姿は、観ていて心が温かくなります。
まったく…みたいな顔でいつも甘くしているゲオルゲの優しさポイントも高いです。
ラストまでの甘酸っぱくも温かいシーン

※ここからはネタバレが含まれます。
物語の終盤、ジョニーの未熟さや不器用さに呆れたゲオルゲが、ついに牧場を去ってしまいます。ジョニーはそんなゲオルゲを追いかけるため、長いバス旅を経て彼の元へ向かいます。この場面は、ジョニーが初めて本気で自分の気持ちと向き合い、行動を起こす重要なシーンです。
ゲオルゲは最初、幻滅して冷たくジョニーを突き放しますが、ジョニーが「一緒に居たいんだ…」と涙ながらに訴える姿に心を動かされます。結局ゲオルゲはその想いを受け入れ、二人は再び一緒に帰ることに。
帰りのバスの中で、ジョニーがゲオルゲの肩に寄りかかり、ゲオルゲが優しく微笑むシーンは、セリフが一切ないにもかかわらず、二人の間に流れる愛情と信頼が伝わってきます。この瞬間は、本作の中でも特に温かく心に残る名シーンです。
ゲオルゲの包容力と、ジョニーが心を開く様子が静かに描かれるこのシーンは、観る者に多くを語らずして多くを伝える映画の力を感じさせます。
ゲイ視点で見る『God’s Own Country(ゴッズオウンカントリー)』の感想

主人公のジョニーは、お酒や一晩限りの関係に溺れる荒んだ生活を送っていました。その心が少しずつ変わり始めたのは、ゲオルゲという存在の影響です。
ゲオルゲが持つ羊や家畜への豊富な知識、そしてそれに対する温かい接し方に、ジョニーが徐々に惹かれていく様子がとてもリアルで胸に響きました。最初は荒々しく、まるで狂犬のようにゲオルゲに迫るジョニーでしたが、ゲオルゲの優しさに触れることで、彼の中に眠っていた温かい感情が蘇っていくのが感じられます。最終的に、ゲオルゲにすっかり夢中になり、頼り切るジョニーの姿が可愛らしくさえ思えました。
特に印象的だったのは、ゲオルゲの魅力。彼は見た目がかっこいいのはもちろんのこと、仕草、言葉、目線、行動のすべてが心を奪われるほど素晴らしいです。キスの仕方や手の握り方など、どのスキンシップにも愛情が込められていて、一つ一つの動作から深い思いが伝わってきます。映画を観ている間、「こんな恋愛がしたい…」と思わずにはいられませんでした。久しぶりに、僕も自分の中に眠っていた感情を取り戻した気がします(笑)。
また、この映画が特別なのは、ゲイが主人公でありながら、ストーリーがハッピーエンドであること。観終わった後に幸せな気持ちが残るので、何度でも観たいと思える作品です。
最後に

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最後までお読みいただきありがとうございました!
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僕も、ハスキーさんとこんなホッコリした物語観たいです。感想文の「人の心を取り戻した気がしました」の文章にハスキーさんの純粋な気持ちに感銘を受けました。今の時代、こんな紳士なゲイの方がいるのが信じられません。よかったら、僕と友達になってもらえませんか?。
>凸凹おじさん。様
記事を読んで頂きありがとうございます!
コメントもなかなかしてもらえることが少ないので嬉しいです。
紳士的でしょうか?(笑)
どちらかといえばドライなイメージを抱かれることが多いので嬉しいです!
ハスキーさん、僕は「文章の感想文」が、ハスキーさんの本音が、にじみ出ていると思います。お会いしてお話ししていないのでわかりませんが、ドライなイメージ感は、僕には感じません。真っ直ぐな思いを感想文として書いていらっしゃるので、僕はハスキーさんを紳士なゲイと考えています。